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健康油のブームからひまわり油サンフラワーオイル)が健康や美容に良いという理由で人気が出ていますね。

一方でパソコンなどで「ひまわり油」と検索すると「ひまわり油 危険」と表示されます。

一体どちらが正しいのでしょうか?

今回はひまわり油の特徴や効果効能、使い方やおすすめ商品、そしてなぜ危険と言われるのかについて紹介します。

ひまわり油とは?その特徴について

ひまわり油」という名前から「ひまわり」から抽出されているのはわかると思いますが、花や葉、茎ではなく種から抽出されています。

食用油は人気のえごま油やチア―シードオイル、グレープシードオイルにしても脂肪酸が多く含まれている種から抽出されているものが多いですね。

特に「ひまわりの種」は実際に食べたことがある人も多いと思います。

ただひまわり油は日本ではそれほどまだ知名度がありませんが欧米では「サンフラワーオイル」として人気があります。

※似た名前の「サフラワーオイル」は「紅花オイル」のことなのでひまわり油とは全く違うオイルです

このひまわり油の特徴は無味無臭で加熱にも強く揚げ物にもおすすめです。(若干ひまわりの種のニオイがしますが)

えごま油やアマニ油は健康に良いですが加熱に弱いですし、オリーブオイルは加熱できますが、味やニオイが独特なので苦手な人も多いようですね。

ですがひまわり油は炒め物、揚げ物にも使えますし、ニオイや味もほとんどないのでお菓子にも使えるのでサラダ油の代わりとして使うのにおすすめです。

またひまわり油を肌に塗っても美肌効果が期待できるなど本当にひわまり油は万能なオイルなのです。



ひまわり油の多く含まれる脂肪酸と栄養成分について

ひまわり油の脂肪酸の割合

種類 含有量
オレイン酸 75%
リノール酸 10%
パルミチン酸 4%
その他 11%

※産地や商品により若干変わります。

このようにオレイン酸が一番多く占めているのでオリーブオイルと同じオメガ9系の脂肪酸です。

実は昔のひまわり油はリノール酸の割合が多く、グレープシードオイルなどと同じオメガ6系の油でした。(これをハイリノールタイプの油といいます)

現在はハイオレックタイプ(オレイン酸高含有タイプ)に品種改良されたのが主流となっています。

ひまわり油の栄養成分

ひまわり油の栄養成分では抗酸化成分であるビタミンEが多く含まれています。

これはビタミンEが多く含まれているオリーブオイルよりも多い量で多くの健康効果が期待されています。

ひまわりの種には

ビタミンB1、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸といったビタミンB群や

鉄分、亜鉛、、マグネシウム、カルシウム、カリウムなどのミネラル

そして必須アミノ酸の一種であるトリプトファンが多く含まれています。

ただし油を製造する過程で熱に弱い成分などは無くなってしまうので、これらの成分は微量となり、
熱にも酸化にも強いビタミンEの含有量が多いです。




ひまわり油の効果効能

ひまわり油に多く含まれているオレイン酸やビタミンEにはさまざまな効果や効能が期待されています。

①血液サラサラ➡動脈硬化・生活習慣病・心筋梗塞などの予防

オレイン酸ビタミンEも血液をサラサラにする働きがあります。

加齢や暴飲暴食、運動不足などで若い時はサラサラだった血液がドロドロとなると動脈硬化にかかりやすくなり、そこから糖尿病などの生活習慣病や心筋梗塞などの命に関わる病気に発展する可能性が高くなります。

とくにリノール酸が多いサラダ油ばかり長い間食べていると血液がドロドロとなり、病気にかかりやすくなります。

そこでサラダ油からオレイン酸・ビタミンEが多いひまわり油に代えることで、動脈硬化や生活習慣病にかかりにくくなります。

またビタミンEは血管の老化を防いでくれるので血管を丈夫にしてくれますし、オレイン酸はLDL(悪玉)コレステロールを減少させる働きがあり、このような理由から生活習慣病の予防や改善にひまわり油がおすすめです。

②美肌・美白効果

ビタミンEは別名「若返りのビタミン」と呼ばれていて、その抗酸化作用が老化を防ぎ、しみやシワ、そばかすなどを予防する美肌効果が期待されています。

そしてオレイン酸は肌の皮脂に含まれる脂肪酸の中で一番多い成分で、皮膚を柔らかくする効果があります。

小じわの予防や改善する効果が期待されていて、肌を若返らせてくれるので、さまざまなスキンケア商品に使用されています。

ひまわり油は食べても飲んでも美肌が期待できるオイルです。

このほかにもオレイン酸には

  • 便秘解消
  • 胃酸過多や胃潰瘍予防

などの効果も期待されています。



ひまわり油が危険と言われる理由は?

パソコンなどで「ひまわり油」で検索すると「ひまわり油 危険」と表示されます。

これは先程も紹介したように以前のひまわり油はリノール酸の割合が多いハイリノールタイプの油だったためです。

リノール酸は必須脂肪酸の一種で適量であれば健康や美容に多くの効果をもたらしてくれます。

ですが逆に摂り過ぎると

  • アレルギー症状が出る
  •  老化を促進
  • 免疫力を弱める

などの悪影響が出る心配があります。

リノール酸の含有量が多いオイルはグレープシードオイルやサラダ油などが多いのですが、それならばできるだけ摂らないようにサラダ油をやめれば良いと思うかもしれません。

ですがリノール酸が多いサラダ油は「植物油脂」などに名前を変えて多くの食べ物に含まれています。

  • アイスやチョコ、ケーキなどのお菓子類
  • カップ麺、冷凍食品、カレーのルーなど多くの加工食品
  • レストランやフォースとフードの食べ物
  • コンビニやスーパーの惣菜やお弁当

など挙げればきりがありません。

外食が多い人はよほどの高級レストランで油にこだわっているところでない限り、安いサラダ油を使用しています。

そのため「私はサラダ油を家で使ってない」と言っても朝にパンにマーガリンを塗って、昼はコンビニ弁当、夜は外食、おやつにコンビニのお菓子を食べていればリノール酸の過剰摂取になります。

このようにリノール酸の過剰摂取が多い日本人が多い中で以前はリノール酸が多く含まれていたひまわり油は「身体に悪いので危険だ」と言われていたわけです。

実際にはひまわり油が危険なのではなく、食生活・食習慣が危険なのです。

ひまわり油に危険な成分が含まれているわけではありません。

そして現在はリノール酸は脂肪酸の約10%と少なくなりましたので、以前よりもおすすめのオイルになりました。

ひまわり油の使い方

ひまわり油はサラダ油の代わりに炒め物や揚げ物だけでなく、ケーキを焼くときにバターの代わりとしても使用できます。

これが同じオメガ9のオイルのオリーブオイルではクセがあるので、ケーキやお菓子類には使用しにくいです。

また生でももちろん使用できます。

魚介のカルパッチョにかけたり、ドレッシングの材料で今までサラダ油を使っていたならば、ひまわり油に代えることで健康的なドレッシングになります。

最近では椿油オリーブオイルと同様にお肌や髪に塗って美容オイルやヘアケア商品としても使用されています。

  • メイク落としのクレンジングとして
  • 乾燥しているお肌に
  • シャンプーをした後に髪にすり込むようにして
  • 赤ちゃんのデリケートな肌にやさしくぬる

など食べても肌や髪に塗っても使用できるのですが、ひまわり油と書いてあれば何でも良いというわけではありません。




ひまわり油の正しい選び方とおすすめ商品

ひまわり油を製造する際には圧搾法抽出法があり、昔は圧搾法が主流ではありましたが種子から搾(しぼ)れる油の量は限られているだけでなく手間がかなりかかります。

現在流通している商品は化学溶剤を使用した抽出法が一般的です。

この抽出法で作られたひまわり油は圧搾法に比べて大量に作ることができて値段も安く長期保存が可能ですが、高温で処理されるため栄養成分がほとんどなくなってしまいます。

また高温処理の懸念するところはトランス脂肪酸が発生してしまうことです。

日本ではトランス脂肪酸の規制や表示義務はありませんが、アメリカでは2018年からトランス脂肪酸を含む食品は全面禁止となっています。

また、禁止までとはいかなくても使用量制限や表示義務がある国が多い中で日本だけはなぜか表示義務もないおかしな国です。

そのあたりのいきさつは
サラダ油の危険はウソ、本当?トランス脂肪酸、遺伝子組み換えの問題と正しい選び方についてに詳しく書いていますので、お時間がございましたらこちらもご覧ください。

サラダ油は高温処理されたものでトランス脂肪酸の危険性があり栄養成分がほとんど含まれていない油なのです。

食べるのがダメならば肌に塗るのもおすすめできません。

高温処理することで体に良くない成分が発生したり安い油は薬品や身体に悪い添加物をしている可能性もあります。

ひまわり油は健康に良い油ですが化学溶剤を使用して抽出法で高温加熱で製造している油であればサラダ油とほとんど変わらない可能性があります。

今ひまわり油で一番売れているのは「昭和オレインリッチ」です。

アマゾンで387円(600ml)とかなり安いです。

オレイン酸の含有量も多いですし、ビタミンEも含まれているのでこちらでも良いのですが、抽出法が書かれていないので、サラダ油と同じような製法で作られている可能性が高いです。

ただサラダ油と比べればリノール酸が少ないですし、ビタミンEが含まれているということでこちらをおすすめします。

昭和 オレインリッチ 600g

次はひまわり油でおすすめの3品を紹介します。

まずは国産ひまわり油の「北の耀き」です。

 

北海道名寄市で育てられたひまわりの種を使用し完全無添加で一番搾りの圧搾法で搾油しています。

一般のひまわり油と比べるとビタミンEが2倍オレイン酸も多く含まれており逆に大量摂取すると体に悪いリノール酸が少ないという本当に優れた油です。

市販に多く出回っているひまわり油と比べると価格(アマゾン1404円+送料)は高いですが、
本物ひまわり油を使いたい人におすすめです。

★国産 ひまわり油 「北の耀き」 【北海道名寄市】 275g

良い食工房ひまわり油

島根県出雲市斐川町の「ひまわり」の種を、圧搾式製法により丁寧に搾り抽出したひまわり油です。

品質は「北の輝き」と変わらなくて少し安い(1180円・270ml)のがポイントです。

よい食工房 ひまわり油(270ml)

CRUDIGNOイタリア産有機ひまわり油

こちらはイタリア産の厳選された有機栽培のひまわり種子からコールドプレス(低温圧搾)された有機JAS認証の一番搾りオーガニックヴァージンサンフラワーオイルです。

有機栽培」と「コールドプレス」というのうがポイントです。
価格1,296円(750ml)

CRUDIGNOイタリア産有機ひまわり油(オーガニックサンフラワーオイル)無香タイプ750ml

これまで食用のひまわり油を紹介しましたが、スキンケア用のひまわり油を紹介します。

パックスナチュロンオイル(ひまわり油)

ひまわりの種(ハイオレイックひまわり)からとれた、100%天然の植物性美容オイルです。

酸化安定性の良い油で、オレイン酸を多く含有しています。

合成界面活性剤、香料などは添加していません。

こちらは食用ではありません。

パックスナチュロン オイル(ひまわりオイル100%) 60ml

おすすめのひまわり油3点も食用専用です。

ですが添加物が入っていないですし、溶剤も使用していないので肌にも使用できますが、かならずパッチテストをしてから使用しましょう。

※昭和オレインリッチはお肌に使用しないでください

まとめ

ひまわり油はサラダなどと一緒に生で食べても良いですし熱にも強いので炒め物、揚げ物にも使用できます。

そして以前はリノール酸が多く含まれているハイリノールタイプのオイルでしたが、現在ほとんどのひまわり油は
ハイオレックタイプ(オレイン酸高含有)です。

リノール酸が多くトランス脂肪酸も含まれているサラダ油を使用している場合はできるだけ早くひまわり油に代えてください。

ただひまわり油を選ぶ時は溶剤を使用せず、圧搾製法で製造している商品を選びましょう。