ごぼう茶の効果効能がすごい!注目の栄養成分と正しい選び方について

ごぼう茶はここ数年安定した人気がありますね。

そのごぼう茶が注目されたのは医学博士の南雲吉則先生が紹介してからです。

テレビでもよく見かける南雲先生は現在60歳を超えていますが、30歳ほど若く見える理由の一つに「ごぼう茶」を飲んでいるからと言われています。

健康に良いお茶はたくさんありますが、ごぼう茶はそれらのお茶とどのような違いがあり、何か秘密があるのでしょうか?

ごぼう茶に含まれている注目の栄養成分や効果効能を中心に詳しく紹介します。

ごぼう茶の特徴とその注目の栄養成分に関して

ごぼう茶の原料はもちろん「ごぼう」ですね。

ごぼうは健康に良い」と聞いたことがあるかもしれませんが、その特徴やどのような成分が多いのかご存知でしょうか?

まず、「ごぼう茶」はノンカフェインです。

緑茶や紅茶、ウーロン茶など一般的に広まっているお茶はカフェインが入っています。

カフェイン自体は悪いものではなく、適量であれば身体に良い成分ですが、飲みすぎに注意が必要なのと妊婦さんは摂取量に注意が必要ですが、ごぼう茶であればノンカフェインなので安心して飲むことができます。

次に栄養成分に関してですがビタミン類は

ビタミンB群ビタミンC・Eと含まれていますが、豊富に含まれているのはビタミンBの一種である葉酸です。

またミネラルに関しては

種類 働き・効果・効能
リン カルシウムと結合して骨や歯をつくる
赤血球のヘモグロビンの材料、貧血予防など
カルシウム 骨や歯の材料、精神の安定など
カリウム ナトリウムを排出、むくみ改善など
マグネシウム カルシウムの量を調節、ストレス抑制など
 銅 鉄を使いやすい形に変え、赤血球を合成する
亜鉛 酵素の構成成分、細胞の新生や代謝に関わる
マンガン 骨の形成に関わり、関節を丈夫にする

など多くの種類のミネラルが含まれていますが、

この中でマグネシウムカリウムが豊富に含まれています。

ただビタミンやミネラルはごぼう以上に多く含まれている食べ物はたくさんあるので、ごぼうに含まれている注目の成分とは言えません。

ではごぼうの特徴といえば何かというと

まずは「食物繊維」です。

食物繊維は日本人が不足している栄養成分のひとつですが、慢性的に不足してしまうと

  • 腸内環境が悪くなる
  • 便秘ぎみになってしまう

という状態になりやすいです。

腸内環境が悪くなると免疫力が落ちたり、便秘になると老廃物を外に出せなくなるので大腸関連の病気にかかりやすくなります。

また老廃物が出ないということは美肌にも影響を受けてしまうので、単なる便秘と片付けてはいけません。

食物繊維の1日の推奨目標量

  • 男性20g以上(18歳~69歳)
  • 女性18g以上(  〃   )

※日本人の食事摂取基準(2015年版)

となっていますが、この量を毎日摂れば良いのかというとそうではありません。

食物繊維は大きく分けると

  • 不溶性食物繊維
  • 水溶性食物繊維

この2つに分けられます。

この2つの栄養成分の摂取の割合は不溶性と水溶性が2:1になるのが理想です。

ただ、不溶性の食物繊維の割合が多い食べ物が多く、不溶性の食物繊維が割合が高くなりすぎると逆に便秘になりやすいという特徴があります。

ですがごぼうは100gあたり(生・可食部)

  • 不溶性食物繊維が3.4g
  • 水溶性食物緯線が2.3g

とバランスよく含まれています。(2:1でありませんが、水溶性が多い分には問題ありません)




野菜に含まれる不溶性・水溶性食物繊維の割合

生/可食部100gあたり

野菜 不溶性 水溶性 合計
ごぼう 3.4g 2.3g 5.7g
さつまいも 1.8g 0.5g 2.3g
かぼちゃ 2.1g 0.7g 2.8g
セロリ 1.2g 0.3g 1.5g
キャベツ 1.4g 0.4g 1.8g
レタス 1.0g 0.1g 1.1g

※日本食品成分表2010年参照

野菜で食物繊維といえば「さつまいも」と思うかもしれませんが、実はそれほど食物繊維が豊富というわけではなく、しかも不溶性の方が水溶性の3倍以上あるのでバランスもよくありません。

このように食物繊維でごぼうを食べるのは含有量や不溶性と水溶性のバランスからいっても、とてもおすすめの野菜と言えるでしょう。

そして不溶性と水溶性の食物繊維はさらに細かく分けると、それぞれ数種類あります。

ごぼうに含まれている

  • 不溶性食物繊維の代表はリグニン
  • 水溶性食物繊維の代表はイヌリン

という成分です。

これらは健康に多くの効果や効能をもたらします。
(詳しくは次の「ごぼうの効果効能」で紹介します)

次に食物繊維と同様に含まれているのがポリフェノールです。

強力な抗酸化作用があるポリフェノールの種類は何百、または何千とも言われていますが、ごぼうに含まれている注目のポリフェノールは

  • クロロゲン酸
  • アルクチゲニン
  • サポニン

などですが、この3つの成分も多くの効果や効能が期待されています。

このようにごぼうの注目の成分は食物繊維ポリフェノールなのですが、

それならばごぼう茶でなく、ごぼうを食べれば良いのでは?」と思うかもしれません。

たしかに食物繊維を食べるのであれば、ごぼうをそのまま食べれば良いのですが、

ポリフェノールは「ごぼうの皮」の部分に多く含まれています。

家で料理をするときには「ごぼうの皮」は泥などが付いている場合やアク抜きするために水洗いした後皮をむいたりすることが多いと思います。

※今はごぼうのアク抜きは必要ないという意見が多いです

実はアクと言われているのはポリフェノールなのでアク抜きをすると全く効果が期待できません。

一方ごぼう茶であれば、ごぼうをアク抜きせずに丸ごと皮つきのまま加工している商品があります。

そのような商品を選べばポリフェノールをしっかり摂ることができます。

さらにアク抜きするために水や酢水にごぼうを浸けてしまうと水溶性食物繊維も一緒に水に溶けてしまうので、食物繊維の効果も半減してしまいます。

またごぼうを食べるといっても毎日「きんぴらごぼう」を食べるのも飽きますし、ごぼう料理はバリエーションが少ないので、それならばごぼう茶を毎日飲む方が長続きします。

このようにポリフェノールや水溶性食物繊維の効果を期待して、毎日継続的に摂取するにはごぼうそのものよりも、ごぼう茶を飲むことをおすすめします。



ごぼう茶に期待される効果や効能に関して

①生活習慣病などの予防効果

人の体内にある活性酸素はもともとは体に良い影響を与えるものなのですが、ある一定上に増えてしまうと細胞や血管の老化を促進したり、DNAなどの遺伝子を攻撃して病気を引き起こすことがあると言われています。

ただ活性酸素

  • ストレス
  • 加齢
  • 紫外線
  • 喫煙
  • 飲酒(アルコール過剰摂取)
  • 不規則な生活(寝不足・暴飲暴食)

などといったなかなか避けられない条件によって年をとるにつれて過剰に増える場合があります。

そして毛細血管が老化すると血液の流れが悪くなり動脈硬化なりやすく、悪化すると心筋梗塞脳梗塞など死に至る可能性のある大病にかかりやすくなります。

それだけでなく、

  • 糖尿病高血圧などの生活習慣病
  • 心疾患
  • ガン

などさまざまな病気にもかかりやすくなってしまいます。

ただ、毎日忙しい中で規則正しい生活ができない、ストレスを貯めないというのはとても難しいですね。

そのためにはぼうのような強力な抗酸化成分が含まれている食べ物を摂取することです。

実はごぼうは日本人が摂取する主要な野菜 23 種類の中でもポリフェノールを豊富
に含み,最も高い抗酸化力を示すなど,その機能が注目されています。

またごぼうに含まれている代表的なポリフェノールの

  1. クロロゲン酸
  2. アルクチゲニン
  3. サポニン

には研究により健康効果がわかっています。

クロロゲン酸

クロロゲン酸には「グルコース」というブドウ糖の一種の合成を抑える働きがあります。

血糖値は、炭水化物が分解されていく中でグルコース(ブドウ糖)に分解されるときに上昇するため、クロロゲン酸の作用によって血糖値が急上昇するのを防ぐことができます。

健康であれば、膵臓から分泌されるインスリンが血糖値の上昇を防いでくれますが、糖尿病を発症してしまっている方はインスリンの働きが鈍くなっている状態です。

インスリンに頼らずに血糖値を下げることの出来るクロロゲン酸は、近年、糖尿病の治療にも有効的であると注目されています。

アルクチゲニン

アルクチゲニンは近年がんを抑制することがわかっています。

さらに、

  • がんを発生させない、小さながんを成長させない「がん予防効果
  • がんを細胞死に導いたり、がん化した細胞を正常細胞に戻す「がん治療効果

これらの2つの働きを「アルクチゲニン」は持っている可能性があると言われています。

サポニン

サポニンには

  • 免疫力の向上(ナチュラルキラー細胞を活性化)
  • 血流の改善(動脈硬化の予防)
  • 肝機能の向上

といった働きがあります。

またポリフェノールだけでなく、水溶性食物繊維のイヌリンにも血糖値の上昇を抑える働きがあり、糖尿病に有効と期待されている成分です。

このようにごぼうは野菜の中でも抗酸化力が最も強く、ポリフェノールの健康効果も実験によりわかってきています。

ただポリフェノールは皮の部分に多く含まれているので、生で皮を削ったり、アクを取ろうとすると減少してしまいますし、水溶性食物繊維のイヌリンも水で流れてしまうので、食べるときにはこれらの栄養成分がほとんどふくまれていない可能性が高いです。

そのためには皮の部分からしっかりと加工しているごぼう茶を選ぶようにしましょう。

※健康に良いお茶ではありますが、薬ではありませんので即効性はないです。栄養補助食品として継続的に飲みましょう。



②美肌・アンチエイジング効果

ポリフェノールやビタミンC・Eなどの抗酸化成分は病気の予防だけではありません。

抗酸化=老化防止」という意味ですから肌の老化を守り、シミやしわ、そばかすといった肌トラブルを予防してくれます。

特にごぼうは野菜の中でもトップクラスの抗酸化力があるので、より効果が期待できます!

肌が若返ることでアンチエイジング効果も期待できますね。

60代の南雲先生が30代のように見えるのは色々健康や美容に気を使っているからですが、やはりごぼう茶を継続的に飲んでいることが大きいようです。

③ダイエット補助

クロロゲン酸はコーヒーに含まれている注目の成分でダイエットの補助になると期待されています。

通常、身体に摂り込まれた脂質はミトコンドリアによって吸収され、エネルギーとなります。

脂肪をエネルギーに変換する作用には、ミトコンドリアの中にある「UCP1」と呼ばれるたんぱく質が担っていますが、クロロゲン酸にはこのUCP1の働きを活性化させる効果があるため、脂肪燃焼効果力がUPすると考えられています。

その他にもクロロゲン酸は糖質の吸収を緩やかにする働きがあり、余分な脂肪を溜め込むのを防ぎます。

脂肪の燃焼を促し脂肪を溜め込まないようにするダブルの作用で、高いダイエット効果が期待されています。

また、同じポリフェノールのサポニンには脂肪の蓄積を抑制する働きがあります。

さらにごぼうにはイヌリンなどの食物繊維が多く含まれていますが、食物繊維は満腹感を持続させる働きがあります。

そしてイヌリンにはダイエット効果があると言われていて、イヌリンが主要成分のダイエットサプリが人気あります。

➃整腸作用

水溶性食物繊維のイヌリンは消化器で吸収されることなく大腸まで届きます。

また、イヌリンは体内に入るとフラクトオリゴ糖に変化します。

フラクトオリゴ糖は腸内では、ビフィズス菌などの善玉菌のエサとなって腸内環境を整えるので便秘改善が期待できます。

不溶性食物繊維のリグニンは強い酸やアルカリにも強く、大腸内でも消化・吸収されません。

腸内細菌で分解されにくいため、発酵分解を受けずに排泄される特徴があり、便の量を増やして体外に排泄しやすくなります。

ごぼうは野菜の中でも不溶性と水溶性のバランスが良いので、腸内環境の改善に高い期待ができます。

腸内環境が改善されることで体内に溜まっていた老廃物を出すことができるので、病気の予防や美肌効果も期待できます。

このようにごぼうには健康や美容などに効果が期待される成分が豊富に含まれていますが、なかなかごぼうを料理して食べるのは継続が難しいですね。

ですがごぼう茶であれば継続がしやすいですし、ポリフェノールも多く含まれているのでおすすめです。




ごぼう茶の選び方とおすすめ品

ごぼう茶は少しクセがあるので飲みにくいと感じるかもしれませんがただ商品によっては飲みやすいものもあり、商品によって差が出やすいのがごぼう茶です。

その他のポイントとしては

  • 国産(国産でない商品は産地が書いていない)
  • ポリフェノールが多い皮の部分まで加工している
  • ティーパック、粉末、ティーポットに入れてお湯で蒸らすタイプのいずれかなのか

この点を踏まえておすすめ商品を3つ紹介します。

①「あかじん 国産焙煎ごぼう茶」

こちらは南雲先生がおすすめしているごぼう茶です。

特徴は

  • 皮付きで焙煎しているのでポリフェノールの量が多い
  • 青森県と茨城県のごぼうを原料にしている
  • ティーバックタイプ

あじかん 国産焙煎ごぼう茶 1g×20包

②「女神のごぼう茶」

美容皮膚科の森智恵子先生おすすめのごぼう茶です。

特徴は

  • 原料は九州産のごぼう100%
  • 皮まで使用しているのでポリフェノールが豊富
  • 天日干しすることでビタミンやミネラルも豊富
  • 残留農薬不検出確認済み

飲み方はごぼう茶ひとつまみ(2g程度)を急須またはマグカップに注いで飲みます。

お湯を注いだごぼう茶の残りも食べることができるので、栄養成分全てを摂ることが可能です。

公式ページから定期コースで半額で購入できます。

(もしお口に合わない、効果が感じられないという場合は2回目以降のキャンセル可)

皮を使用し、天日干しで栄養成分がアップしているので、女性にうれしいごぼう茶です。

公式ホームページ⇒TVで活躍中の森智恵子医師推奨の【女神のごぼう茶】

③粉末ごぼう茶「恵巡美茶」



こちらは粉末タイプのごぼう茶です。

粉末ですとティーパックとは違い栄養成分を丸ごととることができるのと蒸らす時間もないので飲みやすいです。

また出かけるときに持っていけるのもうれしいですね。

その他の特徴としては

  • 広島県のごぼうを100%使用
  • 有機栽培(有機JAS認定商品)
  • 皮付きで焙煎。特に食物繊維がごぼうよりも9倍豊富

と安心・安全にごだわり、栄養成分もポリフェノールだけでなく、食物繊維まで豊富なのが特徴です。

公式サイト⇒食物繊維9倍!【粉末ごぼう茶 恵巡美茶】

ティーパックタイプで南雲先生がおすすめのごぼう茶(ポリフェノールが豊富)

南雲先生おすすめのあじかん 国産焙煎ごぼう茶 1g×20包

天日干しで栄養素がアップし、急須やマグカップに注いで飲むごぼう茶(ポリフェノール、ビタミン、ミネラルが豊富)

森智恵子医師推奨の【女神のごぼう茶】

粉末タイプで気軽に飲めて、無農薬の安心・安全なごぼう茶(ポリフェノール・食物繊維が豊富)

【粉末ごぼう茶 恵巡美茶】

まとめ

ごぼうの注目の成分はイヌリンなどの食物繊維とクロロゲン酸などのポリフェノールです。

食物繊維繊維は野菜の中でも不溶性と水溶性のバランスがよく、抗酸化力も野菜の中ではトップクラスで健康や美容など多くの効果や効能をもたらしてくれます。

ただ生でごぼうを食べると皮を削ったり、アクをとったりすることで栄養成分が減少してしまうのと、毎日ごぼう料理を作るのはとても大変です。

そこでおすすめなのがごぼう茶です。

お茶であれば毎日飲めますし、皮付きのごぼうを原料としたお茶も販売されています。

無農薬で品質も良いのは【粉末ごぼう茶 恵巡美茶】です。

ただし価格が高いので、もう少し価格を抑えたい方は

南雲先生おすすめのあじかん 国産焙煎ごぼう茶 

森智恵子医師推奨の【女神のごぼう茶】

であれば高品質のごぼう茶をお手頃な価格で飲むことが可能です。

ぜひごぼう茶を飲んでいつまでも美しく元気で長生きしましょう。

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