最近お酢の効果や効能が注目されてブームになっていますが、

お酢はりんご酢や米酢、バルサミコ酢などいろいろな種類があって、どれにすれば良いのか悩む人も多いのではないでしょうか?

その中でも黒酢は健康や美容などに多くの効果や効能が期待されています。

今回は

  • 黒酢の特徴、他のお酢との違い
  • 黒酢に含まれている注目の栄養成分
  • 黒酢の効果や効能
  • 黒酢の正しい選び方
  • 黒酢の1日の摂取量と注意点

など黒酢について詳しく紹介します。

黒酢とは?その特徴について

黒酢の壺

お酢はりんご酢やバルサミコ酢などの果実酢と米酢などの穀物酢に分けられ、黒酢は穀物酢のひとつで米酢と同じ原料は米を使用します。

では米酢と黒酢の違いは何でしょうか?

米酢は精米(白米)を使用しますが、黒酢は収穫された米からもみがらだけを取り除いた玄米を使用します。

白米は食べやすくておいしいですが、ビタミンやミネラル、食物繊維などの栄養成分がほとんど無くなってしまうため、栄養価が高い玄米を原料とした黒酢の方が健康のためにはおすすめです。

ではその黒酢にはどのような栄養成分が豊富に含まれているのでしょうか?



黒酢に含まれている注目の栄養成分

黒酢にはどのお酢にも共通に含まれている栄養成分と他のお酢にはほとんど含まれていない成分があります。

お酢共通の成分「酢酸」

お酢共通に含まれている成分の代表的なものは「酢酸」です。

お酢の「ツーン」としたニオイは酢酸によるものです。

この酢酸が健康やダイエットに多くの効果や効能をもたらしてくれます。

また、酢酸からアデノシンができますが、アデノシンには血管を広げる働きがあり、さらに酢酸が体内に入るとクエン酸に変化します。

豊富な必須アミノ酸と非必須アミノ酸

黒酢は必須アミノ酸の種類及び含有量ともに断トツで豊富です。

タンパク質を作るのは20種類のアミノ酸と言われています。

通常アミノ酸を摂るには、まず食事をして、タンパク質を肝臓でアミノ酸へと変換させる必要があります。

消化や分解といった工程がいるので、体内に吸収するためには時間がかかり、効率が良くありません。

黒酢の場合は、初めからアミノ酸の状態で摂ることができるので、直接体内に吸収できるので、とても効率的です。

※黒酢にはタンパク質がほとんど含まれていません(100g当たり約1g)

たんぱく質を作るアミノ酸には体内で合成できない(食べ物で摂取するしかない)必須アミノ酸9種類ありますが黒酢にはそのうち8種類含まれています。

一般的には8種類ですが、産地によっては9種類すべて含まれている黒酢もあります。

必須アミノ酸の働き・効果や効能

必須アミノ酸 働き・効果・効能
イソロイシン 成長を促進して肝臓や神経の働きを助ける、
筋肉組織の主成分の1つで筋力を強化
ロイシン ●筋肉組織の主成分の1つで筋力を強化
●肝臓の機能を高める
リジン 疲労回復・集中力を高める、髪の健康(育毛効果)、
肝機能や不妊の改善効果
メチオニン かゆみやアレルギーの原因となるヒスタミンの、
血中濃度を下げたり、抑うつ効果もある
フェニルアラニン 興奮作用のあるドーパミンなどの神経伝達物質の
もとになる。鎮痛作用や抗うつ効果も
スレオニン 成長を促進する作用、
肝臓に脂肪がたまるのを防ぐ➡脂肪肝予防
トリプトファン 脳や神経の働きを安定させるセロトニンの元の成分
。鎮痛・催眠効果がある
バリン 筋肉組織の主成分の1つで筋力を強化、
体の成長を促し、血液中の窒素のバランスを整える
ヒスチジン 子どもの成長に欠かせない成分、
神経の働きを助けたり、ストレスを軽減する

必須アミノ酸の中で最近注目されているのは

  • イソロイシン
  • ロイシン
  • バリン

この3つのアミノ酸です。

これらは「BCAA(分岐鎖アミノ酸)」と呼ばれており運動中のエネルギー源になります。

さらに疲労回復の働きもあるため、運動前後に摂ると有効です。

また、BCAAは筋肉が活動するときそのエネルギー源としても使われ、ヒトの筋肉の形成や代謝と深く関わりがあります。

つまりBCAAを多く摂ることで基礎代謝量が上がり、健康的なダイエット作用が期待できるのです。

このように必須アミノ酸は成長や精神を安定させるために欠かせない成分です。




非必須アミノ酸の働き・効果・効能

必須アミノ酸以外には9種類のアミノ酸(非必須アミノ酸)も含まれています。

非必須は「必須ではない」という意味ではなく、「体内で合成できる(作られる)」という意味です。

体内で作られるから必要ないというわけではなく、食べ物からもしっかり摂る必要があります。

非必須アミノ酸の働き・効果や効能

非必須アミノ酸 働き・効果・効能
アルギニン 筋肉の増強、免疫機能の強化、生殖機能の改善
グルタミン酸 うま味成分。集中力アップややる気を高める
アスパラギン酸 疲労回復、アンモニア解毒、スキンケア
プロリン 美肌・関節痛改善・脂肪燃焼
アラニン スキンケア・肝機能改善(二日酔い予防)
グリシン 美肌・睡眠の質を上げる
セリン 美肌・認知症予防・睡眠の質を上げる
チロシン 記憶力を高め、脳の回転をよくする

非必須アミノ酸は美肌効果がある成分が多いですね。

このようにアミノ酸の種類が多いだけでなく、含有量もお酢の中では断トツに多いのが黒酢です。

その他黒酢にはミネラルやビタミンB群なども含まれています。

それでは黒酢を毎日摂取することでどのような効果や効能が期待できるのでしょうか?




黒酢の期待される効果や効能

①生活習慣病・ガンなどの予防

全てのお酢に含まれている酢酸には

  • 血糖値を下げる
  • 血圧を下げる

という働きがあります。

血糖値を下げる働き

糖質の多い食べ物を食べると血糖値が急激に上がり、血管にダメージを与えます。(これを血糖値スパイクともいいます)

ですがお酢を食事と一緒に摂ることで血糖値の上昇を抑えられます。

血圧を下げる働き

血圧は血管が細くなったり、暴飲暴食などで血液がドロドロになることで高くなります。(高血圧)

この血圧を下げる働きもお酢にはあります。

酢酸からアデノシンができますが、アデノシンには血管を広げて血圧を下げる効果も期待されています。

またアミノ酸の一種であるアルギニンも血管を拡張させる働きがあります。

さらにリジン、メチオニン、ロイシンなどの必須アミノ酸には、コレステロールや中性脂肪が血管壁にたまるのを防ぎ、善玉コレステロールを減らすことなく、悪玉コレステロールだけを減らす働きがあります。

同様にクエン酸にも血液をサラサラにする働きがあります。

酢酸・クエン酸のだけの働きであれば他のお酢でも良いのですが、アミノ酸の働きを考慮すると高血圧の人には黒酢がおすすめです。

実際にお酢の中でも黒酢が最も高血圧抑制効果が高いと言われています。

また、お酢は血圧が正常な方や低血圧の方が摂取しても、血圧を下げることはありません。

血圧を下げるのは血圧が高い方だけです。

血管が広がり、血液がサラサラになると血流が良くなり冷え性も改善されます。

冷え性の一番の原因は血流が悪くなるからなので、特に冷え性が多い女性は黒酢を摂り入れることで改善できる可能性が高くなります。

黒酢の必須アミノ酸が肝臓を老けさせない

黒酢にはたんぱく質がほとんど含まれていないため、肝臓でアミノ酸に変化させる必要がありません。

たんぱく質からアミノ酸へ変化させなくて良いということは肝臓を休ませる(負担を減らす)ことができるのです。

肝臓はアミノ酸を作り過ぎると疲れてしまい、肝臓が老けてしまいます。(アミノ酸が合成できなくなる)

肝臓はアルコールや薬、老廃物などの有害な物質を分解し、からだに影響をおよぼさないように無毒化しますが、肝臓が疲れていると働きが悪くなり、病気にかかりやすくなります。

黒酢を毎日摂って肝臓を健康にしましょう!

大腸ガン予防・抑制効果

黒酢を長期間摂取することで大腸ガンの発生を抑制する効果があるといわれています。

黒酢がガンに効果があるとされている成分は「アポトーシス」です。

このアポトーシスがん細胞の中にはないためガン細胞の増殖を止める事が難しいと考えられているのですが、

黒酢に含まれるアポトーシスの効果によりガン細胞を抑えられるという研究結果もまだ動物実験の段階ではありますが発表されています。

黒酢もろみ末による大腸がんの抑制効果



ダイエット効果

黒酢には内臓脂肪を減らす働きがあります。

酢酸が肝臓で代謝される際にAMPKという酵素が活性化します。

このAMPKは糖から脂質を合成する回路を抑制し、脂質の燃焼を促進します。

AMPKは運動後に体内に生じる酵素ですが、お酢を摂ることでもAMPKが体内に生じます。

つまりお酢を摂ると運動したのと同じ酵素が生じるわけです。

またアミノ酸は基礎代謝を上げる効果があり体内に溜まった脂肪をエネルギーとして燃焼してくれる働きがあります。

特にアミノ酸の一種プロリンには脂肪燃焼効果があります。

お酢の大手の製造メーカーミツカンの研究では12週間1日大さじ1杯(15ml)をとることで内臓脂肪が減り皮下脂肪も減る傾向が見られると発表しています。

実際にテレビ番組でも実験した様子を見ることができました。

2週間お酢を毎日大さじ1杯(15ml)摂り続けるというテレビ番組の実験(湘南メディカル記念病院の消化器内科部長の春山晋先生監修のもと)で、

お酢はどんな料理に使ってもOKで、暴飲暴食は禁止という条件です。

実験は11人と少なかったですが、

内臓脂肪が特にに小さくなったのは

  • 113.54㎠の女性で2週間後に89.7㎠
  • 118.57㎠の男性で2週間後に94.7㎠

と生活習慣病のリスクが低くなる程度まで下がりました。

※内臓脂肪は100c㎡を超えると生活習慣病のリスクが上がると言われています

11人のうち

  • 下がった人が6人
  • 変わらないが1人
  • 増えた人が4人

という結果でした。

これは2週間での結果ですので、もう少し続けるともっと内臓脂肪が減った人が増えたかもしれません。

 

ただし飲むのを止めると、もとに戻ると言われていますので、毎日継続して摂るようにしましょう。

美肌・美白効果

黒酢が美肌に効果がある理由はやはりアミノ酸の働きにあります。

肌のうるおいを保つ天然の保湿成分の約40%はアミノ酸です。

さらに肌のハリや弾力に重要なコラーゲンアミノ酸で構成されています。

しかも黒酢に含まれている

  • プロリン
  • アラニン
  • グリシン

といった非必須アミノ酸にはコラーゲンの主成分でそれぞれ美肌効果があります。

また酢酸にはビタミンCの破壊酵素の働きを弱める働きや、新陳代謝を盛んにして肌の老廃物を残さない為シミ・しわが出にくいといった美肌効果もあります。

さらにお酢の中でも黒酢は抗酸化作用が強くしみやシワの原因となる活性酸素が過剰に増えるのを抑制させる働きもあり、皮膚ガンの抑制効果が見られたという研究結果も出ています 。

黒酢にはその他にも

  • 免疫力アップ(ナチュラルキラー細胞の活性化)
  • 筋肉を増やし、持続力をつける(BCAA)
  • 二日酔いの予防(アミノ酸)
  • 疲労回復(クエン酸)

といった効果が期待されています。



黒酢の本物の選び方とおすすめ商品

本来は半年から3年の時間をかけて熟成させ、そのプロセスにおいてアミノ酸と糖の反応が進むことで、あの独特の香りと黒褐色の色を生み出している黒酢が本物の黒酢です。

熟成期間が長いほど良い黒酢で、黒酢が黒いのはアミノ酸の色です。

色が黒ければ黒いほどアミノ酸が豊富に含まれています。

以前、健康や美容、ダイエット効果が期待できる黒酢の効能が知られることで、かなりの人気が出ました。

ですが同時に熟成期間が短いものや黒酢とは言えないような品質の悪い商品も出回りました。

そこで現在は農林水産省で醸造酢の日本農林規格も定めれています。

黒酢は全国で生産されていますが、

黒酢の名前の由来は鹿児島県福山町で作る天然米酢はできあがると黒っぽく色づくことから、この地で1975年に命名されたものです。

現在はその他の産地でも質の良い黒酢を販売していますが、確実なのはやはり本場で作る黒酢がおすすめです。

そしてもうひとつ「Eマーク」というものがあります。
E

この3つのEの意味は

  • 優れた品質 Excellent Quality
  • 正確な表示 Exact Expression
  • 地域の環境と調和 Harmony with Ecologyの略です。

地域の原材料の良さを活かしてつくられた特産品に都道府県がつける共通のマークです。

「Eマーク」が表示されることで優れた品質と信頼の証となるので商品を選ぶときの目安になります。

おすすめは坂元醸造の「 坂元のくろず天寿」です。

この商品は3年以上の発酵と熟成をした最高級の本物の黒酢です。
もちろん鹿児島福山町で製造されてEマークもついています。

坂元醸造 坂元のくろず天寿 720ml(アマゾン)

天寿が高いという方は「くろず薩摩」がおすすめです。

こちらは2年以上発酵と熟成をしています。

坂元醸造 坂元のくろず薩摩 700ml

こちらは一番お求めやすい坂元の黒酢です。

1年以上発酵・熟成させています。

坂元のくろず 1000ml

健康維持のためには「坂元の黒酢」、

健康診断の結果が良くなかった、肌荒れがひどい、最近太りぎみという方は

「坂元の黒酢天寿」または「薩摩」をおすすめします。



黒酢の摂取量と効果的な飲み方

さきほどダイエットの実験のところでお酢を1日15ml(大さじ一杯)摂ると紹介しましたが、健康や美容のために飲む場合でも1日15ml、多くても30mlで十分です。

少ない量で栄養価を得られ、効果を発揮するところがお酢のスゴイところです!

では黒酢はいつ飲むのが効果的なのでしょうか?

これは飲む目的によって違います。

  • ダイエットのために黒酢を飲む場合は食後がおすすめ

食前に飲むと胃に刺激を与えてしまうので食欲がアップしてしまいます。

  • 健康のためには食事と一緒

血糖値の上昇を抑えたりカルシウムの吸収を高めたりする効果が期待できます。

  • 運動する方は運動後と運動前どちらも効果がある

お酢には疲労回復の効果があるので運動後でも良いですし、筋力アップの効果や疲労が蓄積しにくい効果もあるので運動前に飲むのもおすすめです。

運動の目的によって運動の前か後に飲むか決めてください。

黒酢が苦手な人におすすめの手軽な食べ方

黒酢はりんご酢などの果実酢と比べると酸味が強く飲みにくいので苦手という人も多いですね。

黒酢は酢豚などの料理や餃子を食べる時に使用することが多いですが、毎日食べるのは難しいです。

そこでおすすめなのが

豆乳(または牛乳)に黒酢大さじ1杯、はちみつ(またはオリゴ糖)を大さじ1杯に入れて飲むのと飲むヨーグルトのような口どけなり、飲みやすくなります。

また私はアイスクリームに黒酢をかけて食べることも多いです。

甘みと酸味が一緒になることでとても食べやすくなります。

その他にもラーメンや炒め物など味が濃い食べ物に入れると少し酸味を感じますが、食べにくくなることはありません。

健康に良いからといってガマンして飲むのは継続するのもつらくなるので、参考にしていただいて、ぜひ自分に合った黒酢の飲み方を見つけてください。

黒酢を飲む際の注意点

健康や美容などに良い黒酢ですが注意点があります。

これは黒酢だけではなくお酢全般に言えますがお酢に含まれている酸によって歯の表面のエナメル質が溶けると言われています。

黒酢の摂取後はよく口の中をすすいで(または歯磨きをする)歯に酸が残らないようにしましょう。

また黒酢の摂取量の目安は先ほども紹介したように1日で15cc~30ccです。

「健康に良いならもっと飲んでも良いのでは?」と思うかもしれませんが、歯に良くないだけでなく飲み過ぎると下痢や腹痛になる場合もあります。

特に黒酢を直接飲むと刺激が強すぎて胃を痛める場合もあるので、黒酢を直接飲む場合はかならず水や豆乳などで薄めてから飲むようにしてください。

また黒酢は冷え性に効果があると紹介しましたが、もともと黒酢には身体を冷やす作用もあります。

冷え性の方は黒酢を冷やした状態ではなく、お湯で割るか常温で飲むのがおすすめです。

まとめ

黒酢は玄米が原料なので、精米(白米)が原料の米酢よりも栄養価が高いです。

特にアミノ酸は他のお酢と比べても種類そして含有量も断トツで多いです。

また一般的な食べ物はたんぱく質を肝臓でアミノ酸に変換させることで摂取が可能となりますが、黒酢は最初からアミノ酸の状態で摂ることができるので、アミノ酸の効果の即効性が期待できます。

酢酸は

  • 血糖値を下げる
  • 血圧を下げる(お酢の中でも黒酢が一番効果がある)
  • 脂肪燃焼

といった3つの効果がありますが、同時に3つの効果が期待できる食べ物はお酢だけです。

アミノ酸は健康・美容・ダイエット効果があり、お酢の酢酸が加わることで相乗効果が期待できます。

ダイエット目的だけでなく、健康目的などでも1日の摂取量は15~30ccまでにしましょう。

少量で効果が発揮されるのがお酢のスゴイところです。

また継続して摂取しないと効果が薄れてしまうので、毎日飲むようにしてください。

黒酢は発酵して、熟成すればするほど黒くなりますが、アミノ酸の量が多ければ多いほど濃い黒色になります。

おすすめは

坂元醸造 坂元のくろず天寿 720ml

坂元醸造 坂元のくろず薩摩 700ml

坂元のくろず 1000ml

健康維持のためには「坂元のくろず」、体調が優れない、肌荒れがひどいという人は「天寿か薩摩」を購入しましょう。

お酢はいろいろな種類があり、飲みやすさではりんご酢などに負けるものの、健康や美容、ダイエット効果に関しては一番おすすめのお酢は黒酢です。

味が苦手な人もぜひ飲み方を工夫して継続して飲みましょう。

あたなも黒酢で健康的に美しくなりませんか。

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